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PiTaPa試算表（近畿日本鉄道編：その５）

U.R.L. 2015年7月26日日曜日公開

　PiTaPa（ピタパ）の使用にまつわる数字について、試算しました。内容は、2015年6月24日（水）および8月1日（土）に実施されたPiTaPa対応エリアの拡大（全線対応化）を反映したもので、各種運賃およびPiTaPa関連の割引内容については、2015年8月1日から2019年9月30日まで有効でした（2015年7月31日以前はこちらを、2019年10月1日以降はこちらを、それぞれご覧ください）。

　なお、当ページはFair_Fareが個人で収集した各種公開情報をもとに作成したものです。内容についてのお問い合わせやご指摘は、全てFair_Fareがメールにて承りますので、他へのお問い合わせはお控えください。

PiTaPaとは？

　タッチするだけで自動改札機を通過できる、ICカードです。PiTaPa対応ICカードには、「KIPS PiTaPaカード」などがあります。

　現在のところ、PiTaPaにあるのは後払い（ポストペイ）のカードのみで、PiTaPaエリアでは自動的にポストペイでの利用となります。その他はプリペイドでの利用となり、前払い（プリペイド）専用のカードとしてICOCAが券売機等で発売されています。

　交通乗車機能としてはその他に、ICOCAカードを使用した「IC定期券」・交通系ICカード10種（PiTaPaのほかSuica・PASMO・Kitaca・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん）とのSF機能に限った相互利用・それに対応するPiTaPaカードへのオートチャージ機能などのサービスが実施されています。

　PiTaPaカード使用時には、近畿日本鉄道の利用に対して、割引サービスとして「利用額割引」と「区間指定割引」が設定されています。

利用額割引の試算

　PiTaPa使用時に適用される「利用額割引」の試算です。近畿日本鉄道では、1か月（各月一日〜末日）の利用額を集計した金額に応じて、自動的に「利用額割引」が適用されます。

　なお、近畿日本鉄道と他社線との乗継割引は、PiTaPaカード使用時でも適用されます。それらを含め、一か月分集計したものが「利用額」となり、それに利用額割引が適用されたものが、実際の「支払額」となります。

　たとえば、利用額が11,440円（260円区間を、1か月に44回乗車するケースを想定）の場合、そのうち

• 3,090円以下の部分（3,090円分）が割引なしの3,090円
• 3,090円を超えた部分（8,350円分）が10%割引の7,515円

となり、それらを合計した10,605円が支払額となります。

　ここでは、1か月の利用額によって、利用額割引適用後の支払額がいくらになるか、そしてその実質的な割引率が何％かを、試算しました。

例

• PiTaPaカードでの1か月（各月一日〜末日）の利用実績を集計したもの
• 利用額割引適用後の、実際の支払額
• 割引額＝利用額−支払額
• 実質割引率＝割引額／利用額
• 他の乗車券の料金や割引率との比較ポイント（区間指定割引運賃や定期券・回数券との比較をまとめたものが、こちらにあります）

試算結果一覧表

　区間指定割引運賃や定期券・回数券との比較をまとめたものは、こちらをご覧ください。