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PiTaPa試算表（大阪市交通局編：その６）

U.R.L. 2015年8月30日日曜日公開

　PiTaPa（ピタパ）の使用にまつわる数字について、試算しました。内容は、2015年7月23日（木）に発表された「PiTaPaトリプル10キャンペーン」を反映したもので、各種運賃およびPiTaPa関連の割引内容については、2015年9月1日から2016年5月31日まで有効でした（2015年8月31日以前はこちらを、2016年6月1日以降はこちらを、それぞれご覧ください）。

　なお、当ページはFair_Fareが個人で収集した各種公開情報をもとに作成したものです。内容についてのお問い合わせやご指摘は、全てFair_Fareがメールにて承りますので、他へのお問い合わせはお控えください。

PiTaPaとは？

　タッチするだけで自動改札機・バス料金収納機を通過できる、ICカードです。PiTaPa対応ICカードには、「OSAKA PiTaPa」などがあります。

　現在のところ、PiTaPaにあるのは後払い（ポストペイ）のカードのみで、PiTaPaエリアでは自動的にポストペイでの利用となります。その他はプリペイドでの利用となりますが、SuicaやICOCAのような前払い（プリペイド）専用のカードはありません。

　交通乗車機能としてはその他に、交通系ICカード10種（PiTaPaのほかSuica・PASMO・Kitaca・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん）とのSF機能に限った相互利用・それに対応するPiTaPaカードへのオートチャージ機能などのサービスが実施されています。

　PiTaPaカード使用時には、大阪市交通局の地下鉄・ニュートラム・バスの利用に対して、割引サービスとして「利用額割引 フリースタイル」と「利用額割引 マイスタイル」が設定されています。

利用額割引 フリースタイル・利用額割引 マイスタイルの試算

　PiTaPa使用時に適用される「利用額割引 フリースタイル」と「利用額割引 マイスタイル」の試算です。

利用額割引 フリースタイル

　大阪市交通局では、１か月（各月一日〜末日）の利用額を集計した金額に応じて、自動的に「利用額割引 フリースタイル」が適用されます。2015年9月1日（火）〜2016年6月30日（木）の期間限定で「PiTaPaトリプル10キャンペーン」が実施され、利用額5,000円以下の部分に限り割引率が10ポイント増しの20%となります。

　なお、地下鉄と他社線との乗継割引、地下鉄・ニュートラムと市バスの連絡割引、市バス同士の乗継割引などは、PiTaPaカード使用時でも適用されます。それらを含め、１か月分集計したものが「利用額」となり、それに利用額割引が適用されたものが、実際の「支払額」となります。

　たとえば、利用額が10,560円（地下鉄240円区間を、１か月に44回乗車するケースを想定）の場合、そのうち

• 5,000円以下の部分（5,000円分）が20%割引の4,000円
• 5,000円を超えて10,000円以下の部分（5,000円分）が10%割引の4,500円
• 10,000円を超えた部分（560円分）が30%割引きの392円

となり、それらを合計した8,892円が支払額となります。

　ここでは、１か月の利用額によって、利用額割引適用後の支払額がいくらになるか、そしてその実質的な割引率が何％かを、試算しました。

例

• PiTaPaカードでの１か月（各月一日〜末日）の利用実績を集計したもの
• 利用額割引適用後の、実際の支払額
• 割引額＝利用額−支払額
• 実質割引率＝割引額／利用額
• 他の乗車券の料金や割引率、利用額割引 マイスタイルとの比較ポイント（定期券や回数カードなどとの比較をまとめたものが、こちらに、利用額割引 マイスタイルとの比較が、こちらにあります）

試算結果一覧表

　定期券や回数カードなどとの支払額・実質割引率の比較をまとめたものは、こちらを、利用額割引 マイスタイルとの比較は、こちらをご覧ください。