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PiTaPa試算表（神戸市交通局・地下鉄編：その１）

U.R.L. 2006年9月4日月曜日公開

　PiTaPa（ピタパ）の使用にまつわる数字について、試算しました。内容は2006年8月24日に発表されたもので、2006年10月1日から2010年2月28日までと、2010年6月1日から2014年3月31日まで有効です（2010年3月1日から2010年5月31日まではこちら、2014年4月1日以降はこちらをご覧ください）。

　なお、当ページはFair_Fareが個人で収集した各種公開情報をもとに作成したものです。内容についてのお問い合わせやご指摘は、全てFair_Fareがメールにて承りますので、他へのお問い合わせはお控えください。

PiTaPaとは？

　タッチするだけで自動改札機を通過できる、ICカードです。PiTaPa対応ICカードには、「KOBE PiTaPa」などがあります。

　現在のところ、PiTaPaにあるのは、後払いタイプ（ポストペイ）のカードのみです。SuicaやICOCAのような前払いタイプ（プリペイド）のカードはありません。2007年9月1日（土）より、PiTaPaカードを使用した「IC定期券」が導入されました。「PiTaPaショッピング加盟店」でのショッピング、ICOCAに加えて2013年3月23日（土）より交通系ICカード10種（PiTaPaのほかSuica・PASMO・Kitaca・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん）とのSF機能に限った相互利用、それに対応するオートチャージ機能のサービスなどが実施されています。

　ポストペイタイプのPiTaPaカード使用時には、神戸市交通局（地下鉄のみ）の利用に対して、割引サービスとして「利用額割引」が設定されています。

利用額割引の試算

　PiTaPa使用時に適用される「利用額割引」の試算です。神戸市交通局では、各月一日〜末日までの利用額を集計した金額に応じて、自動的に「利用額割引」が適用されます。その内容は、下表の通りです。

　なお、地下鉄と他社線との乗継割引は、PiTaPaカード使用時でも適用されます。それらを含め、一ヵ月分集計したものが「利用額」となり、それに利用額割引が適用されたものが、実際の「支払額」となります。

　たとえば、利用額が10,120円（地下鉄230円区間を、１か月に44回乗車するケースを想定）の場合、そのうち5,000円についての支払額が4,550円と、5,000円を超える部分の5,120円を9%割引きした4,659.2円を合計した、9,209円（端数切り捨て）が支払額となります。

　ここでは、一ヶ月間の利用額によって、利用額割引適用後の支払額がいくらになるか、そしてその実質的な割引率が何％かを、試算しました。

例

• PiTaPaカードでの１ヶ月間（各月一日〜末日）の利用実績を集計したもの
• 利用額割引適用後の、実際の支払額
• 割引額＝利用額−支払額
• 実質割引率＝割引額／利用額
• 他の乗車券の料金や割引率との比較ポイント（定期券や回数券などとの比較をまとめたものが、こちらにあります）

試算結果一覧表

　定期券や割引乗車券との支払額・実質割引率の比較をまとめたものは、こちらをご覧ください。