改装工事が終了に近づいた東梅田で、これまでとは若干デザインの異なる運賃表が設置されました。新旧を比較しながら、レポートします。
左が新タイプの運賃表(谷町線 東梅田)、右が従来の運賃表(御堂筋線 梅田)です(以下、同じ)。従来のものでは、南北のラインが左上から右下にかけての斜線になっていましたが、新タイプでは垂直の線に変わっています。また、運賃表のデザインとは直接の関係はありませんが、東梅田では、運賃表が少し手前に倒した形で設置され、見る人に配慮されています。
新タイプの運賃表(左の写真)をよく見てみると、太子橋今市(谷町線)・蒲生四丁目(長堀鶴見緑地線)・緑橋(中央線)・今里(千日前線)の計四駅が、森ノ宮(中央線・長堀鶴見緑地線)と同じ、乗換駅のデザインになっています。この四駅は、いずれも8号線開業時には、乗換駅になる予定であり、その対応のように見えます。
OTS線内各駅へは、大阪港経由と住之江公園経由の2ルートが使えますが、ルートによって運賃が異なることから、コスモスクエアの改札口(地下鉄側とニュートラム側で改札口が別々になっている)や中間改札(地下鉄側とニュートラム側の境界に中間改札がある)を利用したルートチェックが常時行われています。運賃表では、そのうち安い方のルートを経由した場合の運賃が表示されています。
右の写真が従来の運賃表ですが、表示されている運賃が大阪港経由である旨の小さな表示はあるものの、わかりにくいのが難点でした。それが、新タイプの運賃表(左の写真)では、視覚的にわかりやすい表示に変更されています。
新タイプの運賃表のデザインは、明らかに大阪港経由を意識したものになっていますが、OTS線内各駅へニュートラム回りの方が安くなるのは玉出〜住之江公園〜ポートタウン西の各駅に限られるので、ほとんどの駅ではこのデザインで対応できそうです。
それぞれの写真の左側に見える凡例の部分を見てみると、新タイプの運賃表では、「南港ポートタウン線」の下に空白のスペースが見えます。これも、8号線への対応を先取りしたものでしょうか。
第1回:女性専用車両、開始目前レポート
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