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PiTaPa試算表（京阪京都交通編：その１）

U.R.L. 2008年3月1日土曜日公開（2011年10月3日月曜日加筆）

　PiTaPa（ピタパ）の使用にまつわる数字について、試算しました。内容は2008年1月24日に発表されたもので、2008年3月1日から2014年3月31日まで有効です（2014年4月1日以降はこちらをご覧ください）。京阪京都交通では園篠線・園部八木線・高速線を除く全路線でPiTaPaカードが使用できます。

　なお、当ページはFair_Fareが個人で収集した各種公開情報をもとに作成したものです。内容についてのお問い合わせやご指摘は、全てFair_Fareがメールにて承りますので、他へのお問い合わせはお控えください。

PiTaPaとは？

　タッチするだけでバス運賃収納機を通過できる、ICカードです。PiTaPa対応ICカードには、「e-kenet PiTaPaカード」などがあります。

　現在のところ、PiTaPaにあるのは、後払いタイプ（ポストペイ）のカードのみです。SuicaやICOCAのような前払いタイプ（プリペイド）のカードはありません。「PiTaPaショッピング加盟店」でのショッピング、ICOCAとのSF機能に限った相互利用、それに対応するオートチャージ機能のサービスなどが実施されています。

　ポストペイタイプのPiTaPaカード使用時には、京阪京都交通の利用に対して、割引サービスとして「利用額割引」が設定されています。

利用額割引の試算

　PiTaPa使用時に適用される「利用額割引」の試算です。京阪京都交通では、各月一日〜末日までの利用額を集計した金額に応じて、自動的に「利用額割引」が適用されます。また、京阪バスで「登録型割引」の登録をした場合を除き、京阪京都交通と京阪バスの利用額を合算したものに「利用額割引」が適用されます利用額割引は、京阪京都交通のほか京阪バス・江若交通の利用額を合算したものに適用されますが、京阪バスで「登録型割引」の登録をした場合は、その登録エリア内の利用額は除外されます。その内容は、下表の通りです。

　たとえば、利用額が10,120円（230円区間を、１か月に44回乗車するケースを想定）の場合、そのうち1,000円以下の部分は割引なしの1,000円、1,000円を超えて1,100円以下の部分は100％割引の0円、1,100円を超えて5,000円以下の部分は10％割引の3,510円、5,000円を超えた部分の5,120円が20％割引の4,096円となり、それらを合計した8,606円が支払額となります。

　ここでは、１か月間の利用額によって、利用額割引適用後の支払額がいくらになるか、そしてその実質的な割引率が何％かを、試算しました。

例

• PiTaPaカードでの１ヶ月間（各月一日〜末日）の利用実績を集計したもの
• 利用額割引適用後の、実際の支払額
• 割引額＝利用額−支払額
• 実質割引率＝割引額／利用額
• 他の乗車券の料金や割引率との比較ポイント（定期券やバスカードなどとの比較をまとめたものが、こちらにあります）

試算結果一覧表

　定期券や割引乗車券との支払額・実質割引率の比較をまとめたものは、こちらをご覧ください。