PiTaPa試算表（三重交通編：その３）

U.R.L. 2022年2月20日日曜日公開

　PiTaPa（ピタパ）の使用にまつわる数字について、試算しました。内容は、利用額割引終了を反映したもので、2021年12月1日時点の情報です（2021年11月30日以前はこちらをご覧ください）。

　なお、当ページはFair_Fareが個人で収集した各種公開情報をもとに作成したものです。内容についてのお問い合わせやご指摘は、全てFair_Fareがメールにて承りますので、他へのお問い合わせはお控えください。

PiTaPaとは？

　タッチするだけで路線バスの運賃収納機を通過できる、ICカードです。PiTaPa対応ICカードには、「KIPS PiTaPaカード」などがあります。

　現在のところ、PiTaPaにあるのは後払い（ポストペイ）のカードのみで、PiTaPaエリアでは自動的にポストペイでの利用となります。その他はプリペイドでの利用となりますが、SuicaやICOCAのような前払い（プリペイド）専用のカードはありません。

　交通乗車機能としてはその他に、交通系ICカード10種（PiTaPaのほかSuica・PASMO・Kitaca・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん）とのSF機能に限った相互利用・それに対応するPiTaPaカードへのオートチャージ機能などのサービスが実施されています。

　PiTaPaカード使用時には、三重交通の利用に対して「登録型割引」が提供されています。

登録型割引

　「登録型割引」は、登録したプランの区間内の利用分に対して「上限額」が設定されるものです。上限額（大人）は各区間の大人通勤1か月定期券と同額です。

　利用にあたっては登録が必要で、PiTaPa倶楽部で行なうことができます。PiTaPaで登録を必要とする他社局・他種の割引と同じく、毎月15日までの登録でその月の1日にさかのぼって適用、同16日以降の登録で翌月の1日からの適用になります。

試算結果

　登録したプランの区間内のみを利用する場合に、上限額が適用される1か月（各月一日～末日）あたりの利用回数を試算しました。

プラン	区間	普通運賃	登録型割引（大人）通勤1か月定期券と同額		参考：通勤3か月定期券
プラン	区間	普通運賃	上限額	適用	大人	PiTaPaより安い
つつじが丘	名張駅～つつじが丘	360 円	14,950 円	42 回以上	42,610 円	40 回以上
春日丘１	名張駅～春日丘６番町	240 円	9,810 円	41 回以上	27,960 円	39 回以上
春日丘２	名張駅～近大高専前	230 円	9,340 円	41 回以上	26,620 円	39 回以上
春日丘３	名張駅～春日丘３番町	210 円	8,880 円	43 回以上	25,310 円	41 回以上
春日丘４	名張駅～春日丘２番町	200 円	8,410 円	43 回以上	23,970 円	40 回以上
百合が丘１	名張駅～百合が丘	230 円	9,810 円	43 回以上	27,960 円	41 回以上
百合が丘２	名張駅～西一番町	180 円	7,480 円	42 回以上	21,320 円	40 回以上
梅が丘	名張駅～梅が丘	310 円	13,080 円	43 回以上	37,280 円	41 回以上
桔梗が丘	桔梗が丘駅～桔梗が丘団地	180 円	7,480 円	42 回以上	21,320 円	40 回以上
すずらん台	桔梗が丘駅～すずらん台	370 円	15,890 円	43 回以上	45,290 円	41 回以上
桐が丘	青山町駅～桐が丘	210 円	8,880 円	43 回以上	25,310 円	41 回以上

参考

　他社局のPiTaPa試算表は、ポストペイ割引運賃調査班をご覧ください。