東急新玉川線(当時)に接続し、渋谷から青山一丁目・永田町・半蔵門・三越前へと路線を延ばした営団半蔵門線が水天宮前に達したのは、1990年11月28日のこと。それ以来約13年間、一部の列車を除いてほとんどの上り列車が水天宮前ゆきでした。
2003年3月19日に半蔵門線が押上まで延長され、東武伊勢崎線との直通運転が開始されました。それまでは車両や行先のバリエーションに乏しい路線だったのが、東急や営団にも新型車が投入されたこともあって、バラエティーに富んだ車両や行先が見られるようになりました。一方で、水天宮前ゆきは時刻表から消えました。藤が丘の待避線は、2002年3月28日のダイヤ改正に間に合うように完成されたものですから、水天宮前ゆきとの組み合わせは約1年間だけ見られたことになります。
[東急2000系(2001)水天宮前ゆき]