OTSのコスモスクエア駅。中国語で「宇宙広場」駅。この駅の実態は、その名に勝るとも劣らぬ不思議な空間。この駅に降り立った人は、誰もまっすぐに歩けないかもしれません。
2003年6月22日(日)
コスモスクエア駅のニュートラム側ホームにある「駅構内ご案内」。大阪地下鉄ならどの駅ででも見られる、典型的な大阪市交スタイルの構内案内図です。
案内図の拡大。コンコースと上下二層のホームを結ぶ階段やエスカレータが複雑に絡み合い、「いつまでも上がり続ける階段」のようなややこしさは、芸術作品を思わせます(?)。
不思議な階段・その1。ニュートラム側の改札口を入ったところの「G乗降階段」と、その奥の「エレベータ」。
「G乗降階段」には、階段とエスカレータ2機が並んでいます。
エレベータに乗るときに正面に見えているのは階段のほう。しかし、エレベータに乗って、ホームに降りると……
正面にはエスカレータが! 狐につままれた感覚になること、間違いなし。
不思議な階段・その2。つぎはこのあたり。一口では説明できないほど、階段やエスカレータが、こんがらがっています。
今度は地下鉄側の改札口を入ったところの、「C乗降階段」と「B乗降階段」。「C乗降階段」はエスカレータだけが3機設置されています。さらに奥には、ちょっとずれた位置にエレベータ。
「B乗降階段」を降りていくときに正面に見えているのは、「C乗降階段」のエスカレータ。しかし、踊り場に着くと…
エスカレータは踊り場の手前にあります。「B乗降階段」と「F乗降階段」の位置関係も、ちょっとおかしいような気もします。不思議な気分を味わいながら、その踊り場を奥に折り返して、さらに階段を降りてホームに着くと…
「B乗降階段」とエスカレータは真正面に戻っている! しかも、エレベータまで真正面! このあたりでは、一様ではない空間のネジレが感じられます。
不思議な階段・その3。最後は、さきほどの「エレベータ」と「A乗降階段」。エレベータの手前を通って、「A乗降階段」を降りていくと…
まずは踊り場に。そこを手前に折り返してホームに向かうと…
エレベータの正面に出てくる。
エレベータの手前を通って、踊り場を手前に折り返したのに、ホームではエレベータの正面。どうなってるの???
以上、コスモスクエア駅と不思議な階段たちでした。おわり。
コスモスクエア駅のニュートラム側のホームにある路線図。OTSの部分が太く書いてあります。
その右側には、ニュートラム車両。矢印の向きにあわせて、住之江公園の方に頭を向けています。よく見ると…
OTSの車両。でも、ちょっとヘン。近づいてみると…
裏焼きだった! 以上。
第3回:赤色改札機が青色改札機に?
第2回:新タイプ運賃表レポート
第1回:女性専用車両、開始目前レポート
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