阪急京都線 平日昼間ダイヤの変遷
2007年3月17日改正ダイヤ

2007年3月24日(土)初出

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 2007年3月17日に、全面的なダイヤ改正が実施されました。昼間時間帯においては、10分パターンは維持されつつ、特急の淡路停車、急行停車駅に上新庄・南方を追加した準急の運転、普通の待避駅変更、淡路での接続パターン変更など、大阪口を中心とした改正となりました。

 なお、ここでは取り上げませんが、平日ダイヤの朝夕ラッシュ時・土休日ダイヤの早朝夜間については白紙改正が実施されました。このダイヤ改正のキャッチコピーは、「よい一日が、はじまります。」です。

 終日のダイヤグラムはこちら(平日土休日)をご覧ください。


昼間時間帯の種別と停車駅

 2001年3月24日ダイヤ改正を基本に、種別名変更と停車駅追加が実施されました。

 特急は、それまでの途中停車駅(十三・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・烏丸)に淡路が加えられ、千里線・地下鉄堺筋線との連絡が図られるようになりました。

 準急は、それまでの急行の途中停車駅(十三・淡路・南茨木・茨木市・高槻市〜河原町の各駅)に南方と上新庄が加えられ、種別名が改められました。

各種別の停車駅と運行系統

2007年改正 梅 十 南 崇 淡 上 相 正 南 茨 総 富 高 上 水 大 長  西 東 洛   西 西 大 烏 河
昼間時間帯       禅   新     茨 木 持   槻   無 山 岡天 向 向 西 桂 京       原
      田 三 方 寺 路 庄 川 雀 木 市 寺 田 市 牧 瀬 崎  神 日 日 口   極 院 宮 丸 町
─────────────────────────────────────────────────────────
 普 通  ○─○─○─○─○→北千里   : :     :       :       :       : :
  〃      天下茶屋←○─○─○─○─○─○─○─○─○       :       :       : :
  〃   ○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○       :       :       : :
 準 急  ○━○━━━━○━━━━━━○━○━━━━━○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○─○
 特 急  ○━○━━━━━━━━━━━━━━○━━━━━○━━━━━━━○━━━━━━━○━━━━━━━○━○


昼間時間帯のダイヤパターン

 ダイヤパターンは、特急・準急・普通の3種別による、10分間隔運転です。

 特急と準急はそれぞれ10分間隔で運転され、普通は、各々20分間隔で運転される梅田〜高槻市の系統と天下茶屋〜北千里の系統、梅田〜北千里の系統と天下茶屋〜高槻市の系統がそれぞれ淡路で相互に接続をとることで、10分間隔の乗車機会が確保されています。

このダイヤの特徴・注目点

(1) 特急の淡路停車と、千里線・堺筋線との接続

 特急の停車駅に淡路が加えられたことで、優等種別と千里線・堺筋線との接続が、特急を基準としたものに改められました。

 梅田ゆき特急からの接続は、北千里ゆきへの接続時間が2分となり、堺筋線方面へは先着していた天下茶屋ゆきと対面で接続し同時発車するパターンになりました。天下茶屋ゆきは、始発駅によって淡路での発着号線が異なる(高槻市発は5号線・北千里発は4号線)ため、特急の発着号線もそれと対面接続となるよう4号線または5号線に発着します。

 河原町ゆき特急への接続は、北千里発からの接続時間が7分となり、堺筋線方面からは4分となりました。改正前に見られた淡路での普通の特急待避は解消されました。また、全て2号線発着となりました。

(2) 3ドア車を使用する特急の増加

 これまでのダイヤでは、特急系種別には極力6300系が使用されてきましたが、この改正から6300系で運転される特急は約半数になり、一方で9300系を含む3ドア車を使用する特急が増加しています。

 なお、駅の案内装置では、改正前は3ドア車の特急のみその旨が案内されていましたが、この改正からは全ての特急に対して2ドア車か3ドア車かが案内されるようになりました。

(3) 対梅田での普通の先着エリア拡大

 改正前の先着エリアは、梅田ゆきが相川〜梅田、梅田発が梅田〜淡路でしたが、この改正からはそれぞれ正雀〜梅田・梅田〜相川へと拡大されました。これによって、正雀から梅田へと、梅田から上新庄・相川・正雀への所要時間が、それぞれ約4分短縮されました。

(4) 千里線で、梅田直通列車に7連が増加

 これまで、梅田発着の普通に使用される車両の運用は、本線普通と千里線直通普通で分離されており、本線普通は7連と8連が混用され、千里線直通普通はほぼ8連で統一されていましたが、この改正からは統合されました。高槻市発の普通は梅田到着後折り返し北千里ゆきとなり、北千里発の普通は高槻市ゆきとなります。その影響で、梅田〜千里線直通普通に7連が増加しています。

ダイヤグラムのイメージ

10分パターン:対終点の標準的な所要時間 阪急京都本線・千里線・嵐山線の平日昼間ダイヤの平日昼間ダイヤ(2007年3月17日改正)のイメージ
単位:分 梅田から 梅田へ 河原町から 河原町へ
河原町 43 44
烏丸 41 41 1 1 1 1
大宮 43 45 3 3
西院 41 42 5 6
西京極 39 40 8 8
35 35 7 7
洛西口 40 41 11 12
東向日 38 40 13 14
西向日 36 38 15 16
長岡天神29 30 13 13
大山崎 30 32 21 22
水無瀬 28 29 23 24
上牧 27 28 25 26
高槻市 21 22 21 21
富田 22 25 28 30
総持寺 20 23 30 32
茨木市 17 17 26 26
南茨木 18 17 30 31
正雀 19 18 38 37
相川 14 15 46 40
上新庄 12 12 12 35 37
淡路 8 8 8 34 34
崇禅寺 7 8 43 39
南方 5 5 6 6 41 40
十三 3 3 3 3 3 3 41 39
梅田 44 43
天六 4245
単位:分 梅田から 梅田へ 河原町から 河原町へ
所要時間の凡例
 43 = 特急  18 = 準急  19 = 普通
   = 特急と乗継ぎ

 ダイヤグラムのイメージの作成には、WinDIA 1.1kを使用しました。なお、このダイヤグラムのイメージは、時刻表など一般に入手しうる情報をもとに、WinDIAのダイヤ表示機能を使用して作成したイメージであり、実際のものとは異なります。特に、終着駅を除く着時刻は、正確でない場合があります。

 ダイヤグラムのイメージでは、PNG形式の画像を使用しており、ブラウザの種類やバージョンによっては表示されないことがあります。

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参考資料

未確認"鉄道"研究室(U.R.L.)"新京阪"掲示板


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