第9回:阪急バス洛西ニュータウン線ダイヤ改正レポート

2003年10月5日(日)初出

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 2003年9月30日(火)に、阪急バス京都地区の洛西ニュータウン線と大原野線のダイヤ改正が実施されました。改正前の様子とあわせて、変更点を中心にレポートします。


目次


洛西ニュータウン線 4系統

ダイヤ改正前

                       ┌─────→┐
        │←─────────────┼────←4系統
洛西バスターミナル━西竹の里町━第二回生病院前┿━物集女━洛西口駅前
      4系統→─────────────┼──╂─→│→44系統
                       │車塚住宅前┌──┘
                       │  ┃  └→│
                       │  垣内━阪急東向日
                       └────←4系統

ダイヤ改正後

        │←──────────────────────────────┐
洛西バスターミナル━西竹の里町━第二回生病院前━━物集女━洛西口駅前━高田町━┓│
      4系統→────────────────────────────┐┃│
                                      │┃│
                                 │←─│←┘┃│
                             阪急東向日━JR向日町↑
                               4系統→──4系統

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正前の阪急バス京都地区4系統は、大半が洛西バスターミナル〜洛西口駅前間の運転で、ごく少数の便が物集女〜洛西口駅前を重複運転の上、旧桂線の一部ルートを継承する「物集女〜車塚住宅前〜阪急東向日」を延長運転していました。そのうち阪急東向日ゆきは、洛西口駅前から先を44系統として運転されていました。

 ダイヤ改正後は、旧桂線部分が運転されなくなり、かわって、それまで回送便が通っていた高田町経由のルートを営業化して全便JR向日町まで運転、そのうち一部の便はさらに阪急東向日まで延長運転されるようになりました。高田町経由の洛西口駅前〜JR向日町間は、ヤサカバスと同じルートを通りますが、途中の久世七本松と中久世一丁目に阪急バスの停留所はありません。このダイヤ改正で、ラッシュ時の洛西ニュータウン線は、4系統が集中的に運転されるようになり、便数が増加しました。


改正前。4系統、第二回生病院・西竹の里町経由、洛西バスターミナルゆき

 左の写真は、ダイヤ改正前の「4系統、第二回生病院・西竹の里町経由、洛西バスターミナルゆき」です。ダイヤ改正前は、洛西バスターミナル〜洛西口駅前間の便が4系統の主力でした。そのうち、洛西口駅前始発の便が使用していた方向幕ですが、洛西口駅前発着便がダイヤ改正で消滅したため、使用されなくなりました。写真は、洛西ニュータウン線開設(洛西口駅開業)当日、それを祝うヘッドマーク(?)を付けていたときの姿です。(洛西口駅前)

 右の写真は、ダイヤ改正後の「4系統、阪急洛西口駅・第二回生病院・西竹の里町経由、洛西バスターミナルゆき」です。正面の幕は、ダイヤ改正前の4系統阪急東向日発のものと全く同じ内容です。ダイヤ改正後は、洛西バスターミナル〜JR向日町間の便が4系統の主力となり、洛西口駅前は駅前広場に入るものの、経路途中のバス停となりました。(JR向日町)


 左の写真は、ダイヤ改正前の「4系統、洛西口駅前発、洛西バスターミナルゆき」の側面幕です。ダイヤ改正前の4系統は、この運行区間が主力でした。ちなみに、阪急バスの側面幕には、基本的に始発バス停が表示されません。

 右の写真は、ダイヤ改正後の「4系統、JR向日町発、洛西バスターミナルゆき」の側面幕です。ダイヤ改正後の4系統は、この運行区間が主力になりました。運行区間延長に対応して、経由バス停に高田町と阪急洛西口駅が追加されています。


 左の写真は、ダイヤ改正前の「4系統、阪急洛西口駅・第二回生病院・西竹の里町経由、洛西バスターミナルゆき」です。阪急東向日発の4系統は、日に1〜2本の運転で、阪急東向日から4系統として運行されていました。経路は、阪急東向日から車塚住宅前・物集女を経て洛西口駅前の駅前広場に入り、折り返し洛西バスターミナルへ向かうもので、物集女〜洛西口駅前間を重複運行されていました。この正面の方向幕は、ダイヤ改正後の4系統JR向日町発のものと全く同じ内容です。(阪急東向日→垣内)

 右の写真は、ダイヤ改正後の「4系統、JR向日町方面、阪急洛西口駅・第二回生病院・西竹の里町経由、洛西バスターミナルゆき」です。阪急東向日発である点はダイヤ改正前と同じですが、洛西口駅前までの経路が変更になり、JR向日町・高田町を経て、洛西口駅前から洛西バスターミナルへ向かうようになりました。JR向日町では、71系統が使用する道路上のバス停ではなく、4系統JR向日町始発の便と同じ、改札前のバス停が使用されます。(洛西口駅前)


 左の写真は、ダイヤ改正前の「4系統、阪急東向日発、洛西バスターミナルゆき」の側面幕です。ダイヤ改正前の阪急東向日発の洛西ニュータウン線は、4系統・24系統とも車塚住宅前経由だったため、特に阪急洛西口駅までの経路は明示されていませんでした。阪急洛西口駅が、少し横幅のある文字で強調されていました。

 右の写真は、ダイヤ改正後の「4系統、阪急東向日発、洛西バスターミナルゆき」の側面幕です。ダイヤ改正後は、4系統のみJR向日町・高田町経由に改められたため、車塚住宅前経由のままの24系統と区別するためそれらが追加されています。阪急洛西口駅が、他のバス停と同じ大きさの文字に変更されています。


改正前。4系統、西竹の里町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅ゆき

 左の写真は、「4系統、西竹の里町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅ゆき」です。バス停の正式名称は「洛西口駅前」ですが、阪急バスと京都市バスに限って方向幕には「阪急洛西口駅」と表記されます。ダイヤ改正前は洛西口駅前ゆきが主力でしたが、ダイヤ改正後は全便が高田町経由で少なくともJR向日町まで延長されたため、この方向幕は見られなくなりました。(洛西口駅前)

 右の写真は、「4系統、西竹の里町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅・JR向日町ゆき」です。ダイヤ改正後は、JR向日町ゆきが4系統の主力となりました。途中の洛西口駅前は、駅前広場内のバス停を使用せず、物集女踏切を横断する道路上のバス停が使用されるようになりました。ちなみにそのバス停は、洛西口駅開業以前は川島六ノ坪町バス停として使用されていました。(洛西バスターミナル)


 左の写真は、日に1〜2本運転されていた、ダイヤ改正前の「4系統、西竹の里町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅・阪急東向日ゆき」です。洛西口駅前までは4系統として運転、その先は44系統へと系統番号を変更して運転されていました。洛西口駅前を経由して阪急東向日まで行く便は残りましたが、洛西口駅前から先の経路変更に伴い、この方向幕は使用されなくなりました。(第二回生病院前→物集女)

 右の写真は、ダイヤ改正後の「4系統、西竹の里町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅方面、JR向日町・阪急東向日ゆき」です。4系統のうち、日に5〜8本が阪急東向日発着となり、洛西口駅前〜JR向日町間の経路が車塚住宅前経由から新設ルートの高田町経由に変更されました。(洛西バスターミナル)


 写真は、ダイヤ改正後の「4系統、洛西バスターミナル発、阪急東向日ゆき」の側面幕です。基本的なデザインや構成はダイヤ改正前と変更ありませんが、阪急洛西口駅から先の経由地が車塚住宅前から高田町に変更され、終点のバス停が「JR向日町・阪急東向日」と併記されています。


洛西ニュータウン線 24系統(福西循環)

ダイヤ改正前

                ┌─────→┐
┌←──────────────┼────←24系統
│北福西町一丁目┳第二回生病院前┿━物集女━洛西口駅前
│   ┃   ┃  ┌────┼──╂─→│→44系統
│ 洛西大橋 北福西町─    │車塚住宅前┌──┘
│   ┃   ┃  ↑    │  ┃  └→│
↓福西竹の里━南福西町│    │  垣内━阪急東向日
└─────────→┘    └────←24系統

ダイヤ改正後

                ┌─────→┐
┌←──────────────┼────←24系統
│北福西町一丁目┳第二回生病院前┿━物集女━洛西口駅前
│   ┃   ┃  ┌────┼──╂─→│──┐
│ 洛西大橋 北福西町↑    │車塚住宅前┌──┘
│   ┃   ┃  │    │  ┃  └→│
↓福西竹の里━南福西町│    │  垣内━阪急東向日
└─────────→┘    └────←24系統

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正前の阪急バス京都地区24系統は、基本的に洛西口駅前発着の一部循環系統で、一部の便が物集女〜洛西口駅前を重複運転の上、旧桂線の一部ルートを継承する「物集女〜車塚住宅前〜阪急東向日」を延長運転していました。そのうち阪急東向日ゆきは、洛西口駅前から先を44系統として運転されていました。また、ごく少数、循環区間最後の停留所、北福西町止まりの便もありました。

 ダイヤ改正後は、ルートの変更はありませんが、ラッシュ時の洛西ニュータウン線は4系統が集中的に運転されるようになったことから、昼間中心の運転となり減便されました。一方、旧44系統区間のトータルの便数に変化はありませんが、4系統の一部経路変更に伴い、全て24系統として運転されるようになりました。これらの影響で、24系統はほとんどの便が阪急東向日発着となり、洛西口駅前発着便は少数となりました。北福西町止まりは消滅しました。


 24系統のうち、洛西口駅前始発の便は、系統番号・ルートともに変更されていないため、使用される方向幕も変更されていません。左の写真は、「24系統、第二回生病院・洛西大橋経由、福西竹の里・北福西町ゆき」です。ダイヤ改正前には、ごく少数ある北福西町止まりの便も、同じ方向幕が使用されていましたが、ダイヤ改正で北福西町止まりの便は消滅しました。ダイヤ改正後は、昼間中心の運転となったことと、4系統の洛西口駅前〜阪急東向日の経路変更に伴って、ほとんどが阪急東向日発となったため、洛西口始発の便は日に1〜2本になりました。(洛西口駅前)

 右の写真は、「24系統、洛西口駅前発、北福西町ゆき」の側面幕です。循環系統であるにもかかわらず、「循環」の文字も、北福西町から先へ続くようにも、デザインされていません。ごく少数運転されていた北福西町止まりの便も、同じ側面幕が使用されていました。ダイヤ改正後も、この側面幕が使用されています。なお、ダイヤ改正後は、阪急東向日発の便も、洛西口駅前から先は正面幕・側面幕ともにこちらの方向幕を使用するようになりました。


 24系統のうち、阪急東務交発の便も、ダイヤ改正前後で系統番号・ルートともに変更されていないため、使用される正面の方向幕も変更されていません。左の写真はダイヤ改正前、右の写真はダイヤ改正後の、それぞれ阪急東向日発の便で使用される「24系統、阪急洛西口駅・第二回生病院・洛西大橋経由、福西竹の里・北福西町ゆき」です。ダイヤ改正前は少数派だった阪急東向日発の便が、ダイヤ改正後は主力となりました。なお、ダイヤ改正後は、この正面幕が表示されるのは洛西口駅前までで、洛西口駅前からは洛西口駅前始発の便と同じ正面幕(経由バス停に、阪急洛西口駅が刷られていない正面幕)に回されます。(いずれも阪急東向日)


 正面幕の内容に変更がなかった阪急東向日発の24系統ですが、側面幕は洛西口駅前までのルートが4系統とは異なり車塚住宅前経由であることを強調するため、黄色地黒文字の車塚住宅前が追加され、阪急洛西口駅が横幅のある文字から普通の大きさの文字に変更されました。

 左の写真は、ダイヤ改正前のもので、阪急東向日から循環区間に入るまでの区間で表示されていました。右の写真は、ダイヤ改正後のもので、阪急東向日から洛西口駅前までの区間で表示され、洛西口駅前からは洛西口駅前始発の便と同じ側面幕(車塚住宅前と阪急洛西口駅が刷られていない側面幕)に回されます。


 24系統のうち、洛西口駅前ゆきの便は、系統番号・ルートともに変更されていないため、循環区間に入ってから使用される方向幕も変更されていません。写真は「24系統、福西竹の里・北福西町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅ゆき」です。(洛西口駅前)


 左の写真は「24系統、福西竹の里・北福西町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅・阪急東向日ゆき」です。阪急東向日ゆきの洛西口駅前から先については、ダイヤ改正前は44系統に系統番号を変更していました。(洛西大橋)

 右の写真は「24系統、福西竹の里・北福西町・第二回生病院経由、阪急洛西口駅・車塚住宅前・阪急東向日ゆき」です。ダイヤ改正後の24系統のうち、阪急東向日ゆきの便は、系統番号・ルートともに変更されていないものの、JR向日町経由の4系統とは異なり、24系統は洛西口駅前〜阪急東向日が車塚住宅前経由であることを示すデザインに変更されました。また、全区間24系統として運転されるようになりました。(南福西町→北福西町)


 写真は「24系統、阪急洛西口駅・阪急東向日ゆき」の側面幕です。ダイヤ改正前後で、同じ幕が使用されています。


洛西ニュータウン線 旧44系統

ダイヤ改正前

…………━第二回生病院前━━物集女━洛西口駅前
4系統→┬→─────────╂─→│→44系統
24系統→┘        車塚住宅前┌──┘
               ┃  └→│
               垣内━阪急東向日

ダイヤ改正後

…………━第二回生病院前━━物集女━洛西口駅前
24系統→───────────╂─→│──┐
             車塚住宅前┌──┘
               ┃  └→│
               垣内━阪急東向日

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正前の44系統は、洛西口駅前から物集女・車塚住宅前経由で阪急東向日まで片道のみ運転されていました。全て4系統または24系統からの連続運転だったため、44系統単独での運転はありませんでした。逆方向は、洛西口駅前からの運行系統にあわせて、阪急東向日発車時点から4系統または24系統として運転されていました。

 ダイヤ改正後は、4系統の経路変更に伴い、全て24系統との連続運転とされ、系統番号も24系統に統合されたため、44系統は消滅しました。


 左の写真は、ダイヤ改正前の「44系統、車塚住宅前経由、阪急東向日ゆき」です。系統番号に色がついておらず、また経由バス停が斜字体になっていない・四角囲みであるなど、最近の阪急バスでは珍しいデザインの方向幕でした。4系統からの連続運行の場合も、24系統からの連続運行の場合も、いずれも44系統として運転されていました。

 右の写真は、ダイヤ改正後の「24系統、阪急洛西口駅方面、車塚住宅前経由、阪急東向日ゆき」です。経由バス停が黄色地に黒文字のデザインになり、車塚住宅前経由であることが強調されています。車塚住宅前経由は24系統のみとなったため、系統番号が24系統に変更されています。


 左の写真は、ダイヤ改正前の「44系統、車塚住宅前経由、阪急東向日ゆき」の側面幕です。フォントこそ最新のものが使用されているものの、デザインは最新のものとは似ても似つかない、簡素の一言に尽きるシンプルなものでした。

 右の写真は、ダイヤ改正後の「24系統、阪急洛西口駅方面、車塚住宅前経由、阪急東向日ゆき」の側面幕です。デザインは最新のものですが、経由バス停が正面幕と同様、黄色地に黒文字で強調されています。


大原野線 63系統

運行経路

洛西バスターミナル━大原野小学校前━灰方━右京の里━東山━阪急東向日━JR向日町
        │←──────────63系統───────────→│

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正では、運行経路に変更はなく、運転時刻の変更のみでした。


 左の写真は「63系統、東山・右京の里経由、洛西バスターミナルゆき」です。4系統とは異なり、JR向日町から阪急東向日を経て、洛西ニュータウンの外側(南側から西側へ)を大回りするルートを通ります。(洛西バスターミナル)

 右の写真は「63系統、JR向日町発、洛西バスターミナルゆき」の側面幕です。洛西高校前の一つ手前の境谷センター前から先が、洛西ニュータウン内のバス停です。


 左の写真は「63系統、右京の里・東山経由、阪急東向日・JR向日町ゆき」です。洛西バスターミナル・新林公団住宅前・洛西高校前・境谷センター前の各停留所からは、4系統でも63系統でもJR向日町へ出られます。

 右の写真は「63系統、洛西バスターミナル発、JR向日町ゆき」の側面幕です。


大原野線 64系統(右京の里循環)

運行経路

┌──────────────┐
│右京の里━━━東山━━━寺戸│
│ ┃           ┃└──→│
│勝山町━向日台団地前━向日市役所前━阪急東向日
└───────64系統───────→│

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正では、運行経路に変更はなく、運転時刻の変更のみでした。


 左の写真は「64系統循環、東山・右京の里ゆき、勝山町方面へ連続運行」です。東山回りは、主に午前中に運転されます。

 右の写真は「64系統循環、勝山町・右京の里ゆき、東山方面へ連続運行」です。勝山町回りは、午後に運転されます。


大原野線 65系統

運行経路

   │←──────────────────←65系統──←65系統
南春日町━大原野小学校前━灰方━右京の里━東山━阪急東向日━JR向日町
 65系統→──────────────────→│────→│

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正では、運行経路に変更はなく、運転時刻の変更のみでした。主力は阪急東向日発着の便で、JR向日町発着の便は朝方に限って運行され、運転本数は日に2〜5本/hです。


 左の写真は「65系統、東山・右京の里経由、南春日町ゆき」です。大原野小学校前〜阪急東向日・JR向日町の経路は、63系統と同じです。(阪急東向日)

 右の写真は「65系統、南春日町ゆき」の側面幕です。JR向日町発、阪急東向日発ともに、JR向日町発の便が使用する側面幕が使用されます。


大原野線 66系統

ダイヤ改正前

善峰寺━小塩━灰方━右京の里━東山━阪急東向日━JR向日町
  │←─────66系統(冬期以外)─────→│
     │←────66系統(冬期)─────→│ 冬期=12月1日〜2月末日

ダイヤ改正後

善峰寺━小塩━灰方━右京の里━東山━阪急東向日━JR向日町
  │←─────66系統(冬期以外)─────→│ 4/1〜4/20、6/10〜7/10、11/10〜11/30の平日には季節運行便あり
     │←────66系統(冬期)─────→│ 冬期=1月6日〜2月末日

ダイヤ改正の概要

 ダイヤ改正では、運行経路に変更はなく、運転時刻と冬期運転期間の変更のみでした。また、冬期以外の一部期間の平日には、季節運行便が設定されました。


 左の写真は「66系統、東山・右京の里・小塩経由、西国二十番札所 善峯寺ゆき」です。全便JR向日町発着で、往復とも途中の阪急東向日では、降車場で後者客を降ろした後、それ以外の乗客を乗せたまま営業所内に入り、営業所内で転回して乗り場で乗車客を乗せます(63系統・65系統も同様)。写真は、阪急東向日に到着する直前、このあと営業所内に入って転回します。冬期には、一つ手前の小塩[十輪寺前]までに運行区間が短縮されます。灰方〜JR向日町の経路は、63系統・65系統と同じです。(阪急東向日)

 右の写真は「66系統、JR向日町発、西国二十番札所 善峯寺ゆき」の側面幕です。


 左の写真は「66系統、右京の里・東山経由、阪急東向日・JR向日町ゆき」です。営業所内での転回を終えて、乗り場へ出てきたところです。(阪急東向日)

 右の写真は、「66系統、西国二十番札所 善峯寺発、JR向日町ゆき」の側面幕です。冬期に運転される、小塩発の便でも使用できる内容です。


おまけ

 京都向日町競輪開催時に運転される競輪ファンバスは、阪急東向日発を阪急バスが、JR向日町発を京阪バスが担当します。いずれも専用の方向幕を持ちますが、阪急バスの方向幕には、正面・側面とも京都向日町競輪のイメージキャラクター「ムコリン・ムッチー」が描かれています。向日出張所の車両に加えて、大山崎営業所の車両も応援に駈け付け、基本的に大型車で運転されますが、中型車が使用される場合もあります。


 ダイヤ改正前には、旧桂線の残存区間で運行される二つの系統について、このような「お知らせ」が時刻表の下に貼られていました。正面の方向幕に似せてデザインされていますが……、経由バス停が「阪急洛西口・第二回生病院・阪急洛西口」となっていました。


過去のレポート

第8回(鉄道):新型改札機レポート
第7回(鉄道):洛西口駅開業日レポート
第6回(バス):阪急バス京都地区(長岡京線)新旧系統比較
第5回(鉄道):阪急京都線洛西口駅開業告知
第4回(バス):ヤサカバスのルート判明
第3回(鉄道):臨時特急のある行楽シーズン、乗車率レポート
第2回(鉄道):臨時特急のない行楽シーズン、乗車率レポート
第1回(鉄道):物集女踏切&新駅レポート

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