2004年4月24日(土)初出
2004年春からPiTaPa(ピタパ)のモニターテストが開始されました。それにあわせて、阪急各駅には新型改札機が設置され、ICカードリーダーの使用が開始されましたが、大阪市交の改札機が並ぶ天神橋筋六丁目(天六)だけは、別の方法での対応となりました。そのレポートです。
※ なお、2006年2月1日より大阪市交通局でもPiTaPaサービスが開始されたため、現在では自動改札機での対応となっています。
阪急の回数券カードへの対応もあり、いちはやく全ての改札機が赤色改札機に置き換えられた天六の北改札を、改札外から見た様子です。一部が柱に隠れていますが、7台の改札機が設置されています。
向かって一番右側、有人改札前の幅広通路型改札機の横に、黒い物体が見えます。
ステンレス製の丸い柱の上に、入場 ENTRYと大きく書かれた黒い装置が設置されています。写真では見えにくいですが、柱の根元から改札機へとケーブルが伸びています。
改札機を挟んで向かい側にも、同じようなものが設置されています。
黒い装置をよく見ると、入場 ENTRYと書かれた左横にディスプレイがあるようです。左下の「ピタッとふれてください IC」と書かれた部分は、阪急の新型改札機に設置されているICカードリーダーと共通のデザインです。
改札内に設置された黒い装置も、出場 EXITと書かれているほかは、入場用と同じものです。
黒い装置は、「くの字」形です。使用する人がいなかったため、ディスプレイの表示などは確認できませんでした。
南改札にも、PiTaPa用の黒い装置が設置されていました。有人改札前の幅広通路型改札機の横である点は北改札と同じですが、北改札では有人改札側に設置されていたのに対して、南改札では反対側に設置されています。
南改札を改札内から見ると、こんな感じです。PiTaPa用の黒い装置の設置場所は、南改札の改札外と同様です。
東改札は、基本的に谷町線用の改札口であるためか、PiTaPa用の黒い装置は設置されていませんでした。2枚投入が開始された当初は、3台あるうち幅広通路型改札機以外は従来の青色改札機のままでしたが、既に全てが赤色改札機に更新されていました。
天六では、阪急の運賃表には、阪急線内の運賃しか表示されていません。堺筋線はもとより、能勢電も、神戸高速も、神鉄も、山電も、線で示されているだけです。
天六では、阪急の券売機では、阪急線内の切符しか買えません。券売機の「阪急全線」という表示も、おそらくここでしか見られないものです。
また、タッチパネル型の券売機が設置されていないため、回数券カードも買えません。…ということは、5,000円のラガールカードも買えない??
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