2004年12月19日（日）初出
このところ、それまで梅田を除いて各改札口に２台づつの設置だった新型改札機の増設が主要駅を中心に進んでいますが、一方、朝ラッシュ時のみ開かれる臨時出口では、スタンド型の簡易改札機が設置されました。烏丸と南方で確認しましたので、レポートします。
烏丸駅のホームから西改札へ向かう階段を上がったところの柱には、「平日（月〜金）8:00〜8:55 エスカレータ横臨時出口でもピタパＩ・Ｃカードもご利用頂けるようになりました。」との案内が張り出されていました。
チラッと見えている新型改札機は、ＰｉＴａＰａサービス開始当初に設置されたものではなく、後で増設されたものです。
烏丸駅の西改札には、９台の改札機が設置されています。向かって一番右側が１号機です。新型改札機は１・７・９号機で、９号機は幅広通路タイプです。このうち、７号機が後で増設された新型改札機です。
新型改札機が２機だった頃の名残です。一つ上の写真の右上には「のりこし精算」の看板が見えていますが、そこにある精算機の奥には、現在でも「両端の改札機では、２枚投入できます。」という案内が張り出されています。
右奥に先ほどの「のりこし精算機」が見えるこの場所は、エスカレータを上がったところです。ここでも、臨時出口でもピタパＩＣカードが使用できる旨が案内されています。
そのすぐ左側に、臨時出口があります。平日朝ラッシュ時には、ここの柵が２ヶ所開放され、それぞれに係員が立ち、降車客の乗車券をチェックしています。係員に見せるだけの磁気定期券や、渡すだけの切符・切符様式の回数券の場合は、手前側からも出られますが、降車時に処理が必要なラガールカードなどは、処理機がある奥側からのみ出ることができます。
その処理機があるブースの横に、簡易改札機が設置されています。使用されないときはカバーがかけられていますが、その形状から、おそらく天神橋筋六丁目に設置されている簡易改札機と同じタイプのものだと思われます。
天六のそれは、大阪市交が設置した改札機がまだＰｉＴａＰａに対応していないことから、阪急が一時的に設置したものだと考えられ、大阪市交がＰｉＴａＰａサービスを開始したら撤去され、比較的短期間のうちに見られなくなるものと思われましたが、臨時出口のそれは、１日あたりの稼動時間こそ短いものの、長期間使用される可能性がありそうです。
烏丸駅のエスカレータは２機設置され、通常は上りと下りで運転されていますが、臨時出口が開いている時間とその前後には２機とも上りで運転され、河原町ゆき電車到着ごとに押し寄せる降車客を臨時出口へと導いています。
エスカレータが上り専用のときは、エスカレータに続く通路にある表示装置には、「×この奥から乗車できません」と表示されます。通常は、左下のように「↑エスカレータ」と表示されています。
烏丸駅の東改札は、ＰｉＴａＰａのサービス開始当初から変わらず、両端の改札機がＰｉＴａＰａ対応の新型改札機となっています。
次は南方駅の臨時出口です。梅田方面ゆきホームのそれは、平日の8:00〜9:15に開かれます。
ここの臨時出口にも、ラガールカードなど磁気カードの処理機とＰｉＴａＰａ用の簡易改札機が設置されています。臨時出口が開かれているときには、係員による乗車券のチェックなどが行われています。
臨時出口の先はスロープになっており、そのまま外の道路へとつながっています。
ここの簡易改札機も、使用されていないときにはカバーがかけられていますが、その形状から、おそらく天六や烏丸に設置されているものと同じタイプのものだと思われます。
南方駅には、河原町方面ゆきホームにも平日の8:00〜9:30に開かれる臨時出口がありますが、シャッターに阻まれてホームからは簡易改札機を確認できませんでした。
第14回（鉄道）：クローズアップＰｉＴａＰａ対応券売機（その２）
第13回（鉄道）：クローズアップＰｉＴａＰａ対応券売機
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