U.R.L. 2006年6月19日(月)初出
2006年7月1日(土)からIC定期券サービスが開始されるのに先立ち、その発行と磁気定期券からの発行替えが可能なIC定期券対応券売機が設置され始めました。
赤色の券売機が登場しました。梅田駅茶屋町口では、6号機がそれに更新されています。
形状は、PiTaPa対応券売機とほぼ同じ。パネルの色が青系の色から、赤系の色に変更されています。
現時点では、まだICカード関連および定期券関連の機能は生かされていない状態にあるため、パネル類は仮のものです。青白く光るライトの間の部分は、目隠しされた状態になっています。
阪急の駅務機器では近年標準的に装備されているカメラが、この券売機にも設置されています。他の特徴は、2,000円札以外の紙幣が使用可能、ラガールカードの購入・使用が可能、阪急線内の回数券はカードタイプ、他社線連絡の回数券はきっぷタイプです。
PiTaPa対応券売機と基本的な表示内容は同じで、設置駅による他社線連絡ボタンの違い、回数券のタイプによる表示の違いが目に付く程度です。
PiTaPa対応券売機と違い、ICカード用のポケットがありません。カードの投入口にも、ICカードは示されていません。一方で、切符の取り出し口には「定期券」の文字が見られます。
パンフレット等での告知によると、IC定期券対応券売機ではデビットカードが使用できるとされていますが、券売機を見る限りその投入口やスリットなどは見られません。
IC定期券は、使用だけでなく発売も7月1日からである旨の告知です。下の方に「赤色の券売機(IC定期券対応券売機)」の文字が見えます。
赤色の券売機については、初期に設置されたものでごく短期間、回数券カードの磁気不良が発生するトラブルがありました。
梅田では、三階改札口の9号機・10号機も、IC定期券対応券売機に置き換えられていました。もともとこの場所には、定期券発行機能つき券売機が設置されており、それらを移動し7号機・11号機を置き換え、その穴を埋める形でIC定期券対応券売機が設置されたようです。